インタフェース2012年1月号にリアルタイムOS「TOPPERS/SSP」誕生!の記事,第三回(最終回)があります。 「コラム3 SSPカーネルが待ち状態をサポートしない理由」 について考察しました。 sspがタスクの”待ち状態”を持たない理由の候補を3つ記録します。 1,記憶容量の節約。(空間的制約) タスクの「待ち」がないと,待ちに必要な記憶領域が不要。タスクの切り替えのための領域を固定的に利用すればよい。タスクの「待ち」のための処理が不要なのでプログラムの記憶容量が必要ない。 2,状態遷移を単純にする。(試験制約) システムの試験の網羅性を上げる。 前提条件として, 2.1 タスクの数が優先順位の数より少ない。 2.2 同じ優先順位に割り当てる必要のタスクはない。 2.3 資源の管理が単純で,複雑なことをする予定がない 場合などの制約条件がある。 どんな場合でも「待ち」があるといい,