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ブックマーク / blogs.itmedia.co.jp/morisaki (5)

  • 派生開発、保守開発のレビュー:森崎修司の「どうやってはかるの?」:オルタナティブ・ブログ

    過去のバージョンのソフトウェア(母体、流用元、コア資産と呼ばれることもあると思います)をもとに拡張、変更をして次のバージョンのソフトウェアを開発することを保守開発(software maintenance)、ソフトウェア進化(software evolution)と呼んでいます。同一の過去バージョンをもとに、類似のソフトウェア、サービス、製品を同時に開発する場合には、派生開発と呼ぶこともあります。多数のバリエーションがある機器の組込みソフトウェアを想定いただくと派生開発がイメージしやすいと思います。 こういった過去のバージョンをもとに次のバージョンを開発するときの課題の一つは、過去のバージョンとの整合性を保ちながら新しいバージョンでの拡張、変更を実施することです。こうした開発では、拡張、変更した部分が期待通り動くだけでなく、過去のバージョンで提供されていたものも期待通り動くことが前提となっ

    派生開発、保守開発のレビュー:森崎修司の「どうやってはかるの?」:オルタナティブ・ブログ
  • レビューでの欠陥検出シナリオ:森崎修司の「どうやってはかるの?」:オルタナティブ・ブログ

    ソフトウェアレビューにおいて、検出すべき欠陥を明確にした上で、欠陥検出をするとレビューアの責任分担や完了基準が明確になると考えています。これまで拙著「間違いだらけの設計レビュー」や日経SYSTEMSの連載、講演やセミナーにおいてもその話を伝えており、有効性に関して一定の反響をいただいています。また、検出すべき欠陥の見つけ方を検出シナリオとしてまとめておき、レビューの開始前に合意しておくことをお勧めしています。 検出すべき欠陥やシナリオはソフトウェアに求められる機能や提供する価値、開発チームの構成や体制にも依存するため、「どのようなソフトウェア、プロジェクトにおいてもこれを検出すればよい」というものはありません。抽象的ですが、そのソフトウェア、プロジェクトにおいてもっとも検出の価値が高いものになります。価値は得られるメリットのことで、たとえば、ソフトウェアの利用者の利便性が高まる、レビューで

    レビューでの欠陥検出シナリオ:森崎修司の「どうやってはかるの?」:オルタナティブ・ブログ
  • ソースコード変更波及解析の8カテゴリ - どのくらいご存知ですか?:森崎修司の「どうやってはかるの?」:オルタナティブ・ブログ

    変更波及解析は既存のソフトウェアに変更を加えたら、どの場所に影響を与えるかを調べる方法です。影響は来の意図であるものや来意図していない副作用も含みます。変更波及解析が不十分だとデグレードする場合があります。 Steffen Lehnert氏のA Review of Software Change Impact Analysisという文献調査をしたテクニカルレポートがここで公開されています。調査対象の文献が182件ある大きめの調査です。網羅性や調査方法に関しても客観的な基準を与え、洗練した上で論文として公開されるのかもしれません。 このテクニカルレポートで紹介されている影響波及解析のカテゴリの一覧は以下のとおりです。10カテゴリのうち9番目は組合せ、10番目は「その他」なので、実質的には8カテゴリあります。どのくらいのカテゴリをご存知ですか? いずれも完璧とはいかないまでも、変更波及解析

    ソースコード変更波及解析の8カテゴリ - どのくらいご存知ですか?:森崎修司の「どうやってはかるの?」:オルタナティブ・ブログ
  • グローバルスタンダードに振りまわされた20年となぜかうまくいくモチベーション向上:森崎修司の「どうやってはかるの?」:オルタナティブ・ブログ

    「夏のソフトウェアプロセス改善セミナー in 大阪」に参加した。午前中は2つの講演、午後はチュートリアルという構成だった。ここでは午前中2つの講演(ご講演順)を紹介する。 森田祥男氏(ソニーグローバルソリューションズ)「プロセス改善の真髄 ~ 日のソフトウェア産業の発展にむけて ~」(SPI Japan 2003最優秀発表賞受賞) 阪太志氏(東芝デジタルメディアエンジニアリング)「8年目のSPI ~ 継続的に改善するための秘訣 ~」(SPI Japan 2006プログラム委員長賞受賞) 私が印象に残った点は以下のとおり。 無用なルールの押し付けはダメ。 パートナ(派遣)さんによる人材確保の割合が高くなっている、後輩や部下が少ない年代の存在など、品質に関する知識の伝承を阻害される原因が増えている。 阿吽の呼吸で成り立っている日企業にISOベースのドキュメンテーションの文化、責任と権限を

    グローバルスタンダードに振りまわされた20年となぜかうまくいくモチベーション向上:森崎修司の「どうやってはかるの?」:オルタナティブ・ブログ
  • だんだん開発作業が重くなっている?:森崎修司の「どうやってはかるの?」:オルタナティブ・ブログ

    ここ最近、細かいエビデンス、コンプライアンスを取っ払ったほうがいいという話やエビデンス、コンプライアンスのために負荷が高まって開発効率に影響を与えているという話を見聞きしたのでエントリにしています。私の主観によるもので全体傾向と言えるほどではないかもしれません。ガバナンス不況という指摘もかなり前からあるように思います。しかし、最近見聞きしたものは私の感触と一致する表現が多いように思いました。これが今回のエントリを書いたきっかけです。 まず見聞きした内容を私が見聞きした順番で紹介します。 1. 講演 (スクウェアエニックス社長 和田氏が中央大学で「ゲーム産業の業態変化」というタイトルで講演された内容) http://www.square-enix.com/jpn/news/speeches/20111125/page18.html 「ヴィジョンがないままに部分部分に中途半端にチャチャをいれた

    だんだん開発作業が重くなっている?:森崎修司の「どうやってはかるの?」:オルタナティブ・ブログ
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