カリフォルニア州ローレンス・リバモア国立研究所の研究グループが、核融合反応を起こすために投入した以上のエネルギーを取り出すことに成功したと12月13日に米エネルギー省が発表した。 この大躍進について専門家らは ほぼ無限のクリーンエネルギー源開発への大きな一歩だが、実用化はおそらく数十年先のことであり、気候変動との戦いにおいて差し迫った問題の解決に対して、それは遅すぎるものだろうと語っている。 科学界は数十年にわたり核融合(水素、ヘリウムなどの軽い元素を重い元素と組み合わせることによってエネルギーを放出する恒星のエネルギー生成プロセス)に注目してきたが、核融合反応を引き起こすためには大量のエネルギー消費が必要なため、正味のエネルギー利得の実現に苦労してきた。 正味のエネルギー利得の実現は、核融合研究にとって「巨大な節目であり、実用的な核融合エネルギーへの道を拓くものです」とカリフォルニア大学
![ついに核融合研究でブレイクスルー、クリーンエネルギーは気候危機を救う? | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/5266e8cd4147e19d53651a8183928f5074fc2cc1/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimages.forbesjapan.com%2Fmedia%2Farticle%2F52899%2Fimages%2Fmain_image_528998ac1042462f72787c70b1322767e7bd4.jpg)