「Floss or Die」は、20年以上前に米国の歯周病学会が発表したスローガンだ。フロス(糸ようじ)を選ぶか、死を選ぶか――。日本でも今、これが問題視されている。 「死」というのは、「動脈硬化を招き、心筋梗塞や脳卒中による死」。つまり、冒頭の言葉が意味するのは、フロスで口腔ケアを選ぶのか、それとも将来、心筋梗塞などによる死を迎えるのか、ということだ。 東京・港区で歯科と内科(循環器内科、心療内科)を併設する「欅坂上医科歯科クリニック」を2016年に開いた歯科医師、伊東令華院長の狙いは、「相互関係にある歯科疾患と循環器疾患をひとつのクリニックでケアする」。 「心臓病の患者さんの口腔内を手術前に診ると、口の中がボロボロというケースは珍しくありません。先に歯の治療が必要と判断されると、よほど心臓病の治療が緊急でない限り、手術の日程を遅らせることもあります」(伊東院長)
取材・執筆: 吉村 智樹 関西に住み、住んでいる街のことが好きだという方々にその街の魅力を伺うインタビュー企画「関西 私の好きな街」をお届けします。◆◆◆ 「豊岡は、ひとことで言って『最強』です。海があって山があって温泉もあって。緑が豊かで水がおいしい。だから食べ物も、とってもおいしい。え? 豊岡の欠点ですか? う~ん、何を食べてもおいしいから太っちゃうことくらい(笑)」 このように兵庫県の「豊岡」を絶賛するのは、俳優の河合美智子さん(52)。 河合美智子さんは14歳のとき、永瀬正敏とのWデビューが話題となった相米慎二監督作品『ションベン・ライダー』の主役に抜擢され一気に頭角を現しました。その後、映画『恋人たちの時刻』のヒロイン村上マリ子や、青春ドラマ『卒業』(TBS)の寺内友子など、少女から大人へと移りゆくナイーブで多感な演技が多くの視聴者を魅了したのです。 一転、1996年(平成8年)
今回は、崩壊の危機に瀕している日本の皆保険制度について考察します。※本連載では、高齢者が貧困に陥るきっかけとなる無駄な医療を受けずに、人生をまっとうするために知っておくべきことについて、データを基に解説します。 どの医療機関にも自由にかかれると思っている日本人 ここまでも説明してきましたが、日本では「国民皆保険制度」が敷かれており、すべての国民が何らかの公的医療保険に加入し、お互いの医療費を支え合っています。だからこそ、誰もがどの医療機関にでもかかれるのは当然のことだと思われています。しかし、海外に目を向けると、必ずしもそうではありません。 アメリカの現状を説明しましょう。アメリカには国民皆保険制度がなく、主に3つの公的医療保険制度が存在していました。 1つ目は、65歳以上の高齢者や障害者などを対象にした「メディケア」。2つ目は、低所得者を対象にした「メディケイド」。そして3つ目が、低所得
65歳以上は本当に「高齢者」なのか? もちろん、第一に「60歳から65歳の定年制」で、まだ十分に元気で働くことができるのに、定年で失業する。厳密に言えば、女性の差別、門地の差別と同じ年齢の差別だ。 元気で人一倍働くことができるのに、ただ「高齢」というだけで職を失うのだから時代錯誤も甚だしい。そして定年を迎えると、仕事がなくなるので、精神的な支柱がなくなり、運動量も減るので元気を失って、時には病気になり、グチばかり言うようになってしまう。つまりまずは定年制を無くせば、ずいぶん多くの高齢者が元気になる。 第二に「悠々自適」などの錯覚を植え付けることだ。人生は適度な労働、頭を使うこと、人のためになっているという実感などが大切で、定年後は悠々自適とか旅行でもしてのんびりとなどは「人間的」ではない。つまり同じ日本人なのに牢獄に閉じ込めるようなものだ。 そして、第三に「低血圧に導く」ことだ。高齢になる
最近、週刊誌などで「薬を減らす方法」といった特集がよく組まれています。それだけ多くの方が薬を飲んでいるということのあらわれなのだと思います。 薬を飲んで病気が治るのであれば、薬は減っていくはずです。しかし、薬は年々増えていく なぜこのようなことが起こるのでしょうか。 年を重ねても、身体に不調がまったくなく、病気1つせず、元気な方もいらっしゃいます。でも、若いときに比べて年をとった今のほうが元気で、不調がまったくないという方は、圧倒的に少数派です。病院に行くかどうかは別として、年をとれば、誰だって大なり小なり、身体のどこかに不具合は出てきます。 例えば、血圧はどうでしょう。若い頃と比べて高くなったという方は多いのではないでしょうか。でも考えてみれば、年齢とともに血圧が上がることは、不思議なことではありません。加齢により血管の弾力が落ちていけば、その分、全身に血液を送ろうと、血圧が高くなってい
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