5年前、100万人を超える人々が欧州に渡った。多くが紛争から逃れ、よりよい暮らしを求めて、多大なリスクを冒して危険な旅へと踏み出したのだった。 しかし、そうした人々の突然の流入は、対応に苦慮する欧州で人道的、政治的な危機を生み出した。海岸にたどりつくまでに何千人もが死亡。温かく迎えた国があった一方で、柵を建設して国境を閉じた国もあった。
カタールメディアのアルジャジーラはこのほど、2017~19年にかけて、中国高官や富豪ら約500人が欧州連合(EU)加盟国のキプロスの「ゴールデンパスポート」を取得し、移住したと報道した。実際のところ、高官や富豪だけではなく、中国の一般市民も海外移住を急いでいる。 「今逃げなければ間に合わなくなる」 米ラジオ・フリー・アジア(RFA)8月26日付によると、中国人富豪の張さんは「海外移住、または外国のパスポートを取得した高官は数百人どころではない」と話した。「中国に訪れる危機を目にしているからだ」 「この危機は、血迷っている当局の指導者の衝動によってもたらされた。これによって多くの人々は、数十年蓄積してきた財産と努力の成果を失うだろう。皆は、家族の健康と子どもの将来を犠牲にして、中国共産党の指導者の狂気に付き合うことができないからだ」 張さんの多くの友人らも、資産を海外に移し、移民した。「なぜ
世界的投資家ジム・ロジャーズ氏。 ジョージ・ソロス氏、ウォーレン・バフェット氏と並んで「世界三大投資家」の1人として知られる「投資の神様」だ。ソロス氏とはクォンタム・ファンドを共同設立、10年で4200%という驚異的なリターンを叩き出したレジェンドでもある。 世界的投資家ジム・ロジャーズ氏とは何者なのか? シンガポールで見た素顔、世界的投資家ジム・ロジャーズの“国家論”(1) なぜ日本はリッチな国ではなくなったのか?、世界的投資家ジム・ロジャーズの“国家論”(2) なぜ「中国は悪」とみなされるのか?に続き、取材翻訳させていただいた『ジム・ロジャーズ 世界的投資家の思考法』(講談社より発売中)では紹介しきれなかったことや筆者が話を伺う中で感じたことを紹介したい。 日本人の外国人嫌い ロジャーズ氏がかねて、口を酸っぱくして訴えてきたのは、日本の人口減少問題。日本は子供を増やさない限り、今後、生
日本は移民がつくった国である。約3.8万年前の対馬ルートを皮切りに、3.7万年前の沖縄ルート、2.5万年前の北海道ルートなどいろんな人々が渡ってきて日本列島に住み着いた。それが我々の祖先である。移民がつくった国なのに、なぜ、現在の日本の人々は移民という言葉に過剰反応するのだろう。本書は、少子高齢化に伴う人口減少を日本の最大の危機と捉え、既に外国人なしでは日本の経済が回らない現状を踏まえて、他の先進国同様に移民政策を構築して日本の社会のレジリエンスを多様な面で高めてくれる人材を広く海外から迎え入れる処方箋を具体的に述べたものである。 本書は7章にわかれている。まずコロナショックで見えた日本の弱点が語られる。例えば、陸上自衛隊でいちばん人数が多い世代は実は50歳代だそうだ。高齢化がそこまで進んでいるのかと驚きを禁じ得ない。続いて日本語など外国人が直面する壁や、2018年末に政府が打ち出した新し
日本は移民大国なのか 移民とは「本人の法的地位や移動の自発性、理由、滞在期間にかかわらず、本来の居住地を離れて、国境を越えるか、一国内で移動している、または移動したあらゆる人」と定義されており、これは陸続きの土地からだけでなく、海を越えてもやってきます。 日本は先進国であることから、経済的にも発展していると見られており、治安も比較的安定しているため、出稼ぎや勉学などの理由から多くの労働者や留学生が訪れます。 その結果として、2018年時点で日本は移民受け入れを行っている主要な国の中でも第4位に位置するほど多くの移民を受け入れています。 日本より多い国はドイツが第1位で約138.4万人、アメリカが第2位で約109.7万人、第3位がスペインで約56万人と多くの移民を1年間で受け入れています。 日本は52.0万人を2018年に受け入れていますが、以前から毎年30万人前後の移民を受け入れていました
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