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ブックマーク / honz.jp (4)

  • 『移民が導く日本の未来 ポストコロナと人口激減時代の処方箋』 - HONZ

    は移民がつくった国である。約3.8万年前の対馬ルートを皮切りに、3.7万年前の沖縄ルート、2.5万年前の北海道ルートなどいろんな人々が渡ってきて日列島に住み着いた。それが我々の祖先である。移民がつくった国なのに、なぜ、現在の日の人々は移民という言葉に過剰反応するのだろう。書は、少子高齢化に伴う人口減少を日の最大の危機と捉え、既に外国人なしでは日の経済が回らない現状を踏まえて、他の先進国同様に移民政策を構築して日の社会のレジリエンスを多様な面で高めてくれる人材を広く海外から迎え入れる処方箋を具体的に述べたものである。 書は7章にわかれている。まずコロナショックで見えた日の弱点が語られる。例えば、陸上自衛隊でいちばん人数が多い世代は実は50歳代だそうだ。高齢化がそこまで進んでいるのかと驚きを禁じ得ない。続いて日語など外国人が直面する壁や、2018年末に政府が打ち出した新し

    『移民が導く日本の未来 ポストコロナと人口激減時代の処方箋』 - HONZ
  • 『「役に立たない」科学が役に立つ』 - HONZ

    作者:エイブラハム・フレクスナー ,ロベルト・ダイクラーフ 出版社:東京大学出版会 発売日:2020-07-29 このたび東京大学出版会から刊行された、エイブラハム・フレクスナーとロベルト・ダイクラーフ著『「役に立たない」科学が役に立つ』を読み、期待していた以上に深く考えさせられ、また心を動かされました。 著者の二人は、プリンストン高等研究所を可能にした初代所長(フレクスナー)と、現所長(ダイクラーフ)です。 初代所長であるフレクスナーは、なにしろアインシュタインやフォン・ノイマンをはじめ、綺羅星のような科学者たちの居場所であった高等研究所が創設されるにあたって決定的に重要な役割を果たした人物なので、わたしのように長年ポピュラー・サイエンス系の翻訳をやっている人間にとってはある種の有名人です。その彼の有名なエッセイが日語で読めるようになるというので、刊行を心待ちにしておりました。 フレク

    『「役に立たない」科学が役に立つ』 - HONZ
  • 『クリーンミート 培養肉が世界を変える』若者たちは培養肉で新たな緑の革命を目指す - HONZ

    2013年にマーク・ポストとピーター・フェアストラータというオランダ人研究者2人が、世界初の培養肉で作られたハンバーガーを発表した。培養肉でできたパテの値段は33万ドルという高額なものだった。 わざわざ動物の細胞を採取し試験管内で高価な肉を培養する必要があるのかと、いぶかる人もいるであろう。 そんな疑問に答えてくれるのが書だ。書は培養肉を「クリーンミート」と呼び、その開発と商品化に奮闘する企業家たちを軸に、これから起こる可能性がある第2の緑の革命に迫った一冊だ。 第1に認識しなければならないのは、今の畜産業が持続不可能なシステムの上に成り立っているということだ。 畜産業は温室効果ガスの最大の要因であり、森林破壊の原因でもある。自動車産業がいかに燃費に優れた車や電気自動車を開発しても、畜産業が現在の規模で存続する限り、温暖化に歯止めをかけるのは難しい。森林伐採の面でいえば、氷で覆われてい

    『クリーンミート 培養肉が世界を変える』若者たちは培養肉で新たな緑の革命を目指す - HONZ
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    「宿帳」である。旅館やホテルでの宿泊では記入が義務づけられているとはいえ、最近はネットで予約しがちなので、印刷されたものにサインする…more

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