JR仙石線・小鶴新田―東塩釜再開 多賀城駅の通勤風景戻る 東日本大震災で運転を見合わせていたJR仙石線の小鶴新田―東塩釜間が19日再開し、あおば通―東塩釜間での運行を始めた。沿線の多賀城駅や本塩釜駅も利用できるようになった。 仙台市内を除いて沿線で最も利用者が多い多賀城駅。早朝から、定期券を払い戻したり、新たに購入したりする客が窓口に列をつくった。 運行本数は暫定ダイヤで通常の85%程度だが、多賀城市の会社員佐藤真志さん(29)は「昨日までは30〜40分並んで仙台駅までの臨時バスに乗っていたので、やっと楽になった。余震で再び運休にならないことを願う」と話す。同市から通学する仙台白百合学園高2年の山王智世さん(16)と板宮千尋さん(16)も「きのうから学校が始まり、これまで通り一緒に通えるので良かった」と改札口をくぐった。 仙石線全線50.2キロのうち、運転を再開したのは17.2キロ。