デジタル世代のレビュー&ニュース&カルチャーマガジン1970年11月25日、作家・三島由紀夫は4人の同志とともに市ヶ谷の陸上自衛隊駐屯地を訪れ、東部方面総監を監禁、自衛隊のクーデターを呼びかける演説を行ったのち、壮絶な割腹自殺を遂げた。当時の世相に大きな衝撃を与えた「三島事件」である。 さて、時は流れて現代。ミニブログ「twitter」でとあるハッシュタグが一時的に流行する。「文豪の逸話下さい下さい是非下さい」。漱石、鴎外、芥川、太宰……多くの文豪の知られざる一面に触れ、ちょっとした感銘を受けた人もいるかも知れない。 そんなほのぼのとしたTLの中に、不穏なツイートが混じっていた。 「太宰治は妻がいるのにも関わらず浮気相手と心中した。これを三島由紀夫は情けないとdisっていた(批判していた)が、一方の三島の遺体からは直腸に男性五人分の精液が発見された。どっちもどっちだ」 このツイート、その