このブログを始めた一つのきっかけは、価値観に根ざした習慣である「7つの習慣」と、日常のタスクマネージメントに密着した「GTD」のバランスこそが今後非常に重要になるだろうと思い、それを両方とも追いかけるブログを作ってみたかったのがあります。 しかしその二つに次ぐ、第三の潮流だと思うのが先日から紹介している Tim Ferris の The Four-hour Work Week です。自分の夢・目標に忠実になり、それに必要ない仕事は消去するか、他人にまかせてしまおうという考え方を説明した本です。 本の中には「トラブルしかもたらさない顧客はこちらから解雇しよう」とか「日常の業務もインドにアウトソーシングしてしまえばいい」といった、字だけを追っていると反感を買いそうなこともたくさん書いてあるので、素顔の Tim がどんな人物かには非常に興味がありました。 先日、Tim Ferris が Scob
「週4時間しか働かない」 " The Four Hour Work Week" の著者 Tim Ferris は著書を上手にマーケティングする天才です。出版に先駆けた数週間で何人かのアルファブロガーを昼食に誘い出して、快活な人柄で自分自身と本とを売り込んだ結果、地球の反対側にいる私の RSS リーダーにも、ぜんぜん関係のない複数の情報ルートから彼の話が飛び込んできたのには驚きました。 Tim は起業家にしてプリンストン大学の客員講師。5カ国語を流暢に話し、世界中に散らばった企業を統括する経営者でありながら、タンゴの世界記録保持者でもあり、中国式キックボクシングのアメリカ代表、香港で人気テレビシリーズの俳優としても出演している、弱冠29歳の青年です。 最近彼のブログに、 「ロー・インフォメーション・ダイエット: 24時間でメール地獄から解放されて、仕事の能率を3倍に増やす方法」というチュート
今週はこの本ばかり読んでいてまったく記事の順番だとかもむちゃくちゃですが、これで最終回です。Tim Ferris の「週4時間しか働かない仕事術」のここまでのエッセンスは、 ルールに忠実に従うよりは、ルールを曲げる。そしてその結果を受け止める覚悟を持つ 夢を明確化する。それこそ実現までの時間とお金をちゃんと計算する いらない情報や仕事をそもそもシャットアウトして、最も重要なことだけに注目する。 必要のない仕事はそもそもアウトソーシングしてしまう。これは日常の仕事でも、副収入でも同じ 途中の数章は副収入をどのようにしてオートパイロットにするかという内容が詳細にかかれていまして、ここはここで一冊の本に値するくらいの情報が書かれていて興味深いのですが、あまりこのブログの趣旨とは関係がないので割愛しました。 最後の数章は Liberation、つまりは 9-17 時仕事からの解放を狙った戦略につい
ライフハックが仕事を効率的にするためのボトルネックの解消を目標にしているなら、Tim Ferris の考え方は自分の夢の実現のために不要な活動や仕事自体を段階的に抹殺する思考方法だといえます。二つは奇妙にねじれの関係にありますが、一点だけでつながっている気がします。それは自分という限られたリソースを最大限に活かそうという考え方です。 The 4-Hour Workweek の後半では、夢の実現にむけた実質的な時間の解放と、追加の収入をいかにして得るのかが詳細に書かれています。万人向けとはいえませんし、多くはそのまま日本で応用できるかは定かではありませんが、世界は想像以上にフラット化しています ので、不可能なことではないはずです。 後半部分で一番衝撃的だった章が、「人生をアウトソーシングする」の章です。 インド人を使う VA というと、日本の Google で検索すると VA Linux く
昨日はドリームラインという考え方を使って、無茶なくらい大きな夢の実現のために必要なリソースの見積もりを行う話についてでした。 次の数章はこれらの夢の実現に向けてどのように空き時間をつくり、どのように追加の収入を得ていけばいいかについての実践的な話がかかれています。 おお、ライフハック的になってきたじゃないかと思うと、それがまったく逆です。ここには、どのようにすれば少ない時間でもっと仕事ができるようになるかといった、ふつうの意味での「仕事術」は書かれていません。最初の一行からしてはっきりとそれを表明しています: Just a few words on time management: Forget all about it. 時間管理術について一言いっておこう:全部やめてしまうといい 必要のない仕事は容赦なくそぎ落としてゆく、斬新な考え方がここには書かれています。そんな数章を斜め読みでご紹介
「週4時間しか働かない」ための本なのに、なぜルールを曲げる思考方法や、恐怖の克服の話から始まったのか。それは、仕事・余暇・金銭のバランスシートをみたときに、あまりにも仕事に偏っているライフスタイルを見直すことから始めないといけないからだと著者は主張しています。そのためには、現状の心地よさをうち捨てる必要があるからです。 「週4時間しかはたらかない」のは「4時間で超人的に働く」ことではなく、4時間で済むように自分の仕事をアウトソーシングし、自動的にお金が入ってくるキャッシュフローを作るようにというのがこの本のねらいだと著者は随所で紹介しています。 この時点で、この本は普通いわれている意味での「ライフハック」とは決別していることになります。仕事は片付けるのではなくて、断れるだけ断り、残りはアウトソーシングしてしまう。長期的なビジョンが大事なのではなくて、すぐにでも夢をかなえる行動力を優先する。
アメリカでたいへん話題になり、日本でもHimazu.blog で最近紹介されていた “The 4-Hour Work Week” 「一週間に4時間しか働かない仕事術」がやっと Amazon から届きました。先日の記事でも紹介していた Tim Ferris のベストセラーの本です。 とりあえず速読で半分くらいまで読んで、「これは一筋縄ではいかない本だ」と直感して、何回かにわけてまとめ記事をかいてみることにしました。この本に書かれているのは万人にはできない生活のスタイルです。いえ、ほとんどの人には無理でしょう。反感を感じる人も大勢いるのではないかと思います。私も第一印象は生意気な本だなあ、というものでした。 しかし読み進めるにしたがって、この著者が提唱する常識を裏切るライフスタイルには大きな共感を覚えるようになりました。9時-17時で働きづめとなり、いつまでたっても夢なんて実現できないのではな
1週間(1日ではない)に4時間しか働かない会社社長が、効率的な仕事のしかたの指南をしている講演があった。3月にテキサス州でおこなわれたSouth by Southwestというメディア関係のイベントの中でおこなわれた「The 4-Hour Workweek: Secrets of Doing More with Less in a Digital World」と題する講演である。以下で講演のMP3ファイルが入手できる。 また、このほかの講演・パネル討論の音声はここで入手できる。 講演の概要は以下のとおりである。 講演者 私の名前はティム・フェリス(Tim Ferriss)。プリンストン大学で非常勤講師をし、ハイテク分野での起業にについて教えている。そして、スポーツ飲料・食品の企画・製造をおこなう会社を経営している。世界15ヶ国に製品を卸している。 起業から現在まで 私は2000年に起業し、
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く