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  • 王様を欲しがったカエル |ヒムラーと農本主義

    仕事の都合で、ナチス・ドイツ関係の文献読み込み。私は(趣味で)ソビエト共産党時代の資料を割と持っている方なのだが、独ソ戦で戦った敵方の『国家社会主義ドイツ労働者党』関係の資料収集はそれほど行っておらず、(あくまでも自分としての)新発見があって面白かった。 特に興味深かったのはSSのトップだったヒムラーで、こいつが農主義者だったのは意外だった。農業大学を卒業していたのは知っていたし、結婚直後に養鶏場を営んでいたのも知っていたのだが、人がそれほどまで農村社会に入れ込んでいたことには気づかなかったのだ。恐らく、SSの制服に身を包んだ写真のイメージに惑わされたのだろう。しかし、偏見が剥がれれば得心のいくことも多い。すなわち、近代社会で農主義を理想とすると、自動的に反社会的な思想にはまりやすい。 その原因は、近代社会では農業技術の発達により1人あたりの耕地面積が増大するにともなって(特に麦作で

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