NHNは,これまで外部プロダクションを下請けとして使う場合,原則として,間にNHKの関連会社を噛まして,孫請けとしていた。あるOBによれば,間に入る関連会社はピンハネ会社であり,制作会社の顔をしてはいるが,制作には興味がないところが多いのだという。そして,NHK本体には入社できなかった人が関連会社に制作部門希望で入った場合,そのギャップに驚き,退職する人もいるというのだ。 確かに,ここ(←クリック),ここ(←クリック)で触れたとおり,関連会社には,848億円も内部留保されており,OBの話も頷ける。少なくとも,直接,契約した方が間に一社かますよりも安く請け負わせることができるのは誰の目にも明らかだ。 そこで,NHKは,間に関連会社を噛まさない直接委託制度を発表した(こちら参照←クリック)。しかし,非常に限定的なものであり,記者発表資料にも見あたらない。果たして本気で取り組むつもりがあるのか?