No.788 [ 週刊朝日2006年6月2日号 ] かつてアラブの“狂犬”、いまアラブの盟友。しかし、リビア・モデルをイラン、北朝鮮に適用できると思うのは希望的観測 米国がリビアのテロ支援国家指定を解除し、26年ぶりに国交を正常化することを発表した。 リビアが大量破壊兵器の開発を放棄し、ウラン濃縮開発の極秘資料や関連物資を米国に引き渡し、過去のテロ行為の被害者に補償し、テロリストとの関係を清算したことを評価したものだ。 その際、米国は「リビア・モデル」が、核開発を進めているイランと北朝鮮に及ぼす波及効果に大いに期待しているようだ。コンドリーザ・ライス国務長官は、「リビアは、世界がいままさにイランと北朝鮮の体制の行動を変えようとしているとき、重要なモデルとなる」と述べている。 米政府高官は「イランと北朝鮮がリビアと同じように戦略的決断をすることを期待する」とも言っている。 「戦略的決断」とは
No.790 [ 週刊朝日2006年6月16日号 ] 米リベラル・アーツ大学の卒業式で、学長が贈った三つのメッセージ オハイオ州にあるオーバリン大学の卒業式に行った。 ここは、東部のアマースト(マサチューセッツ州)、スワースモア(ペンシルベニア州)、西部のクレアモント(ポモナ、マッケナ=カリフォルニア州)などと並ぶ名の知れたリベラル・アーツ大学(Liberal Arts College)である。日本大使を務めたエドウィン・ライシャワー(注1)の母校としても知られる。 息子が今年、無事卒業したので妻と一緒にワシントンから飛んだ。娘夫婦もロサンゼルスから駆けつけた。 卒業式典は、午前中いっぱいかけて行われた。祈り(Invocation)、卒業生代表の感謝の言葉、名誉博士号の授与、ナンシー・ダイ学長の卒業生を送る言葉(Remarks)、そしてチリのホアン・グスマン判事の演説(Commenceme
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