昨夜は病院に見舞いにいきましたので、東京に泊まり、昼から分子生物学会の研究倫理に関する委員会とそのあと学術会議のイノベーション委員会にはしごをする予定です。後者はたぶんきょうの会合で終了になるはずです。 学会の研究倫理についての取り組みはこれまでほとんどありませんでしたから、形式的には白紙からの議論です。そんなんでいいのか、という批判の声も聞こえそうですが、取り組みが遅いという以前に、このような問題は研究者の個々のレベルで解決できるはずだ、学会が乗り出せるような問題ではない、という考えが強かったことはまちがいありません。 いまとなれば、古き良き時代の考えで、昨今のシリーズでの出来事をみればもう通用しなくなったことは間違いありません。 特に、杉野教授が学会で枢要な役割を果たしてきたことからも、この件だけでも詳細な調査・報告が必要と思われます。さらに、学会として今後研究倫理の全般的なことについ