堅い話なので、興味を持つ人以外読まれなくて結構です。 このブログの読者ならわたくしが研究者がひとりしっかり育つには20年くらいかかると、思ってることはご承知でしょう。 わたくしもいまはこんなにえらそうに色々言っていますが、20代の最後の年の頃には、研究者としてやっていけるのかどうか真剣に悩んだような記憶があります。その頃のわたくしといまのわたくしは、体重はほとんど変わりませんが、かなり違うのは食べているものがまずいものばかりでした。Johns Hopkinsのキャンパスの傍のCharles 40th街だかにあった食堂で毎日ハンバーグとかサンドイッチとかそんなもので晩飯をすませたり、アパートに戻って簡単な食事をしたりで、いまでもわたくしが決して米国製ケチャップやマヨネーズに手を出さない、というのもそういう体験からですが、こんな世界最高の科学の国でもこんなまずい食い物ばかりでは、研究者稼業を続