社会党代表として日本の大政党で初の女性党首となって「マドンナ旋風」を引き起こし、衆院議長も務めた土井たか子氏が逝去されるにあたり、「女性政治家の草分け」「護憲派」としての功績をとりあえず記すのが普通だろう。だがそうやって無難に済ましてやり過ごすことが、本当に土井たか子氏を追悼することになるのだろうか? 現状では日本の左派、リベラルはもはや青息吐息で、土井氏があそこまで情熱を注いで守ろうとした憲法さえ骨抜きにされそうななか、過去を手放しに形だけ褒めるのでいいのだろうか? 土井氏の人気と「マドンナ旋風」で社会党を中心とする非自民系の野党が一時は勢力を伸ばし、村山富市代表が総理大臣になったことさえあったのは確かだ。 「マドンナ旋風」がもたらした「客寄せパンダ」としての女性政治家 だがその後どうなっただろう? 社民党と名を変えたところでかつての社会党の現状は、目も当てられない状態だ。このままだと土
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