奈良県では、「子どもを犯罪の被害から守る条例」が、平成17年6月県議会において可決され、平成17年7月1日に公布、同日(一部、平成17年10月1日から)施行されました。 最近、子どもを狙った凶悪犯罪が多発しており、本県でも、平成16年11月17日に奈良市内で帰宅途中の小学1年生の女子児童が誘拐され、殺害されるという悲惨な事件が発生するなど、子どもを取り巻く治安情勢は非常に深刻な状況にあります。 また、学校周辺や通学路等における児童の安全確保が重要視され、保護者、地域住民や学校関係者と警察官が連携した登下校時の「見守り活動」や、パトロール等の様々な防犯対策が、各地で、従来にも増して積極的に行われています。 しかしながら、子どもが気に入るようなことを言って誘い込もうとしたり、嘘を言って近づいたりするなど「子どもに不安を与える事案」は、依然として多発しており、いつ、次の凶悪犯罪が発生する