希少魚「淡水型イトヨ」が縁で支援続々 岩手・大槌町 「イトヨ」が縁で寄贈された軽自動車。車体には応援メッセージがぎっしり=26日、岩手県大槌町安渡小 被災した岩手県大槌町の湧水池に生息するトゲウオ科の希少魚「淡水型イトヨ」が縁で、全国の研究者らから同町に援助の手が差し伸べられている。町は「地道な保全活動が支援につながった」と感謝している。 酒田市でラーメン店を営む鈴木康之さん(57)は26日、大槌町安渡小で被災者にラーメン250食を振る舞った。鈴木さんは、イトヨと同じトゲウオ科の「イバラトミヨ」の保全に取り組んでいる縁で昨年11月、大槌町に講師として招かれた。「自分にできることで、イトヨの古里を元気づけたかった」と話した。 東京都東久留米市の自営業荒木和男さん(62)は23日、町に軽自動車を寄贈した。同市で昨年12月にあった「湧水保全フォーラム」の実行委員として、町職員と交流したのがき