第5回では、PostgreSQL でのデータベース構築の際に必要となる物理設計のポイントとして、データ容量の計算方法とインデックスの張り方を解説していきます。 データベース・サイジング サイジングとは、サービスの開始前に、想定される負荷や格納されるデータ量を見積り、十分な性能や規模のサーバおよびストレージを用意することです。今回は、サイジングの要素のうち、ストレージサイズの計算方法を紹介します。 データファイルの構成 PostgreSQLはデータベース・クラスタと呼ばれるディレクトリの下に、複数のディレクトリやファイルを作成します。容量の多くを占めるのはアプリケーションが使うテーブルやインデックスになるでしょうが、それ以外にも管理領域やログのためのディスク領域が必要になります。 表1 データファイルの構成と容量
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