1・インゲン豆の名前の由来は? インゲン豆の名前は、中国から日本に豆を持ち込んだ隠元禅師に由来しています。 隠元禅師は1695年に中国から日本に渡来し、京都に黄檗宗の寺院「南禅寺」を開きました。 隠元禅師は豆を日本に持ち込み、栽培を奨励し、インゲン豆は当時珍しい野菜であり、人々は「隠元の豆」と呼んでいました。 やがて「隠元の豆」は「インゲン豆」と呼ばれるようになりました。 2・インゲン豆の歴史は? インゲン豆の歴史は古く、原産地は中南米メキシコからペルーにかけての地域です。 紀元前7000年頃にはすでに栽培されていたとされており、その後インカ帝国やアステカ帝国などの文明に伝播していきました。 16世紀にはスペイン人によってヨーロッパに伝えられ、その後、世界中に広まりました。 日本には17世紀に中国から伝来したとされており、江戸時代には一般にも広く栽培されるようになりました。 3・インゲン豆