非等値結合 自己結合の用途 ところで、この自己結合というのは、いったいどういう局面で使う結合なのでしょう。これも業務によってはあまり利用しない人も多いかもしれません。 実は、自己結合というのは、SQLにおいてはほぼ用途が決まっています。それは、「行間比較」をしたい場合です。行間比較とは、たとえばランキング(順位)算出のように行をまたいで条件を比較するような演算のことです。 自己結合+非等値結合 そして、そうした行間比較を行う場合、自己結合とほとんど常にセットで使われる演算が、非等値結合です。これは文字通り、結合条件に等号以外の<>や<=を使う結合方法で、多くの場合は不等号を使います。 たとえば、図1の部署テーブルに対して「自己結合+非等値結合」を使う例としてリスト6のようなコードが挙げられます。実行結果は図10のようになります。 リスト6 図1の部署テーブルに対して「自己結合+非等値結合