「角川書店」で知られるKADOKAWAと、動画配信大手のドワンゴが経営統合する方針であると日経新聞が伝えた。日経新聞の報道によれば、来年春にも持ち株会社を設立して2社が傘下に入るという。 ■最強のサブカル・メディア・コングロマリットの誕生両社は共にアニメ・ゲームなどのサブカル系コンテンツを得意としており、ターゲット層は類似していると考えられる。経営統合の効果は「リーチ力」にあるだろう。 KADOKAWAの2014年3月期の決算書によれば、1511億円の売上のうち、約64.9%が書籍、雑誌、広告から成り立っている。ドワンゴは説明するまでもなく、ニコニコ動画、ニコニコ生放送といった動画配信で日本国内で大きな影響力を持つ存在だ。また、ドワンゴはニコニコ超会議と呼ばれるリアルイベントを開催しており、今年は12万4,966人を動員するなど、コミュニティ形成を得意としている。 紙、ネット、リアルイベン