ブックマーク / kaze-no-katami.hatenablog.jp (4)

  • 新年会するするぅ - 風のかたみの日記

    大学を卒業して彼是〇十年。我々同級生三人は、相も変わらず時折顔を合わせては酒を酌み交わす。 かってそれは、別段特別な事では無かった。互いの家を行き来し、一緒に旅行へ出掛け、ふと思いついた時、電話一で集合する。 やがて夫々が家庭を持ち、人や家族が難しい病に罹患したり、年老いた両親の介護に追われた時期もあった。 それでも今、こうして会う事が出来るのは、殆ど奇跡と言っても過言ではなく、かけがえのない幸せだと言える。 我々はもう決して若くはない。いつ何時、重篤な疾病、寝たきり状態、痴呆症など、起こり得るリスクは数え切れない。 言葉にこそしないものの、我々にとってそれは暗黙の了解であり、故に「会える時には可能な限り会う」という事を大切に考えているのだ。 「今を尊ばなければ一体いつという時があるのか」。何時、何処で誰が、そう語ったのかは思い出せない。しかし何故か忘れられない言葉となった。 勿論、常

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    takathgm 2020/01/31
  • クリスマスはディナーショー - 風のかたみの日記

    子供の頃、有名外人歌手が来日、コンサートの他にホテルでディナーショーを開いた。大きく報じられたのはその料金で、1人当たり5万円だったと記憶している。大卒の初任給が9万円弱の時代の話である。 一体どのような人達がそこに行くのか想像もつかなかったが、後になって大物演歌歌手のディナーショーの模様を週刊誌で見た。超ど派手で素敵な眼鏡を掛けた、ビア樽のようにふくよかな厚化粧の中年女性が、花では無く、一万円札で作った首飾りをその歌い手にかけている。 「これは自分とは関係無い世界の話だ」そう思って、以来長い年月が過ぎた。 やがてディナーショーの事など、完全に記憶の深淵に沈み込んでいた2017年4月、私は偶々NHK、Eテレの「おとなの基礎英語」という番組にチャンネルを合わせた。思い返せば、それが今回の物語の始まりだった。 では先ず、そのきっかけとなった番組から。 www.youtube.com なかなか面

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    takathgm 2019/12/22
  • 2019年総括2 (食物編) - 風のかたみの日記

    まず始めに、私は世に謂う所の通や美家等では無い。数多の材や微妙な味加減は判らず、手の込んだ調理法も知らない。エンゲル係数に興味はないが、勿論金には糸目をつける。とは言え、高くて不味いは論外にしても、安ければいいという訳でもない。 それでも多くの善男善女と同様に、常々、出来れば美味しい物をべたいとの欲求はあり、その為に少し位の努力は惜しまない。例えば同じ価格帯であれば、量より質を取るなどは当然である。 では一体何が美味しいのか。これは非常に難しい。満腹時には、何をべても美味しくないだろうし、第一そんなにべられない。また、その日の体調や気分、そして店の雰囲気や一緒に卓を囲む相手によっては、味だとて大きく変わろうというものだ。 よく耳にする、「お腹が空いていれば何でも美味しい」、これも何となく違うような気がする。 要するに、いつ如何なる条件下に於いても、『絶対的普遍性を持った美味し

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  • ONE TEAM 再び - 風のかたみの日記

    今年の「新語・流行語大賞」が発表され「ONE TRAM」が大賞に選ばれた。ご存知の通りこれは、この秋、日中を沸かせたラグビーワールドカップにおいて、初のベスト8に輝いた日本代表、ブレイブ・ブロッサムズが掲げたスローガンだ。 この結果には誰もが納得すると思うし、かく言う私は、一人のラグビーファンとして喜ばしい限りである。 早速、何か書こうと考え、念の為に過去の記事を調べると、約1ヶ月の大会期間中に何と5編も投稿していた事が判った。元より寡作の自分としては異例の事態であるが、それだけラグビーに対する思い入れが強い証拠だと思う。 以下は自らの備忘録として、それらのリンクを貼ったものだが、もし良ければ御覧頂き、またあの感動を分かち合う事が出来れば幸甚の至りである。 kaze-no-katami.hatenablog.jp kaze-no-katami.hatenablog.jp kaze-no-

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    takathgm 2019/12/04
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