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2007年1月1日のブックマーク (2件)

  • Life is beautiful: ビルゲイツの面接試験―ドラゴン桜編

    今年のしめくくりのエントリーは、久しぶりの頭の体操。今回は、mixiの「幾何学おもちゃ」コミュニティーから仕入れた図形問題。先週の「ドラゴン桜」で紹介された問題だそうだ。 問題はいたってシンプル。平面上に大きさの異なる二つの円と直線が左の図ような関係に配置されているときに、二つの円と直線のいずれにも接する円はいくつかけるか、という問題である。 「ソフトウェア・エンジニアにとってもっとも大切なことは知識ではなく考える力」と言いつづけている私としては、この手の「中学生にも解ける問題でありながら、しっかりと問題を把握した上で論理的に考えなければ正しい答えにはたどりつけない問題」は大歓迎。「ビルゲイツの面接問題シリーズ」に取り上げる価値のある良問だ。 ソフトウェアのバグの原因は色々とあるが、その一つが、設計者が想定していなかった状況でプログラムが実行されてしまうこと。しかし、後になって考えてみれば

  • [アリストテレス全集][岩波書店] 作品メモランダム

    古典ギリシアの碩学アリストテレスの伝存する作品を集成した『アリストテレス全集』(岩波書店)は、どこを開いても興味の尽きない書物だが、とりわけ愉快なのが『問題集』(προβληματα)と題された一冊だ。 この、成立過程がはっきりしていない書物には、およそ800を超えるさまざまな「問題」が38巻に分けて集められている。訳者戸塚七郎によると、アリストテレス人がまとめたというよりは、幾分長い時間をかけてペリパトス学派によって編纂されたものと推測されるとの由。たしかに細かく見ていくと、今日『アリストテレス全集』に含まれる他の著作における主張と必ずしも整合しない発想や思考も書には含まれている。 それにしても、このヴォリュームだけでも圧倒されるのに十分だが、内容もまた驚くべきものだ。試みに、各巻のタイトルの邦題(岩波版全集第11巻、戸塚七郎訳、岩波書店、1968)を掲げてみよう。 第01巻 医学上

    takay2k
    takay2k 2007/01/01