ゲイと自殺 私には、ゲイで、自殺して亡くなった友人がいます。彼は大学時代に知り合った友人で、とても頭が良くて、センスがあって、素敵な人でした。 大学時代に出会った友人 私は2010年に、慶應義塾大学の湘南藤沢キャンパスに晴れて入学しました。受験勉強を終え、念願叶って慶應義塾大学に入学できたあの日をよく覚えています。私は大学生として、いろんなことを勉強し、いろんなことを経験しました。自分がゲイであることを自認しながらも高校時代ずっと隠していた私は、大学では友人たちにゲイであることをカミングアウトをし、新宿二丁目のゲイバーなどにも遊びに行ったりして、ゲイライフを少しずつ楽しむようになりました。 あの日はよく覚えています。新宿3丁目にあるゲイバーに行った時に、ある若いゲイの人と出会いました。歳は自分と同じくらいか自分より上で、いわゆる「ガチムチ色黒」の典型的なゲイっぽい人で、身体が大きく口調もい

HIVに感染してからの2~3ヶ月 HIV。性感染症(STD)の一種で、様々な教育や非営利団体などの尽力により、今や知らない人はいないくらい有名な疾病になりました。ここでは、実際にHIVに感染したゲイの筆者が辿った日々をお伝えすることで、あなたがもしHIVに感染したらどのような日々を辿るのか、イメージする参考にして頂けたらと思います。 「結果をお知らせします。あなたは陽性です。」 私がHIVに感染したことが発覚したのは、2014年の4月頃です。友人がHIV検査に行くというのを聞いて、行こう行こうと思いながらも、なんだかんだで行ったことのなかったHIV検査に私も行くことにしました。私が行ったのは新宿駅にとても近い東京都南新宿検査・相談室です。基本HIV検査は予約が面倒くさいのですが、この東京都南新宿検査・相談室は混雑状況をWEB上で見て、WEB予約ができて簡単な上、新宿駅から徒歩3分程度と近い