エビデンスにもとづくカウンセリング効果の研究―クライアントにとって何が最も役に立つのかミック クーパー 清水 幹夫 岩崎学術出版社 2012-02-01 売り上げランキング : 77897 Amazonで詳しく見る by G-Toolsカウンセリングは、本当に役に立つのだろうか。2008年に出されたエビデンス研究の集大成。結局1975年にマーティン・セリグマンが出した結論から変わってない。「どの技法も、医師や神父が行うアドバイスより効果があるが、心理療法間の差異はほとんどない」。だいたいが7割の改善率になる。精神分析だろうが、行動療法だろうが、トータルすると似たようなもの。その代わり、同じ流派内でも、8割超えるカウンセラーと3割に満たないカウンセラーが必ずいる。じゃあ、その違いは何か。「うまいセラピー」の共通因子を探し求めるのが、この30年間の動向だった。世界のね。日本から発信された論文が