59.1. データベースファイルのレイアウト本節ではファイルとディレクトリというレベルで格納書式について説明します。 伝統的に、データベースクラスタで利用される制御ファイルとデータファイルは、クラスタのデータディレクトリ内に一緒に格納され、通常(このディレクトリを定義するために使用できる環境変数名にちなんで)PGDATAとして参照されます。 通常のPGDATAの位置は/var/lib/pgsql/dataです。 異なるサーバインスタンスによって管理することで、複数のクラスタを同一のマシン上に存在させることができます。 表59-1に示すように、PGDATAディレクトリには数個のサブディレクトリと制御ファイルがあります。 これら必要な項目に加え、クラスタの設定ファイルであるpostgresql.conf、pg_hba.confおよびpg_ident.confが、他の場所にも置くことができますが