子どもに個性的な名前「キラキラネーム」を付ける若い親が増えている。それぞれの思いが込められている(写真と本文は関係ありません) ■世代間のギャップを一考、連載企画「若者のミカタ 福井『今どき』考」(5)■ 男の子には「騎士(ナイト)」、女の子には「亜莉穂(アリス)」…。 振り仮名がないと到底読めない、子どもたちの名前。若い親が付けるこれら個性的な名前は「キラキラネーム」と呼ばれ、保守的な価値観が強い福井県でも広がっている。 県内の教育関係者によると「若い親が少ない地域でも、子ども10〜20人に1人はパソコンで変換できず、手書き入力」が必要という。子どもの書類を作るのも一苦労だ。 しかし、嶺北の公務員山崎隆さん(31)=仮名=は、そんな名前に触れるたび「親はどういう思いを込めたのかなあ」と好意的に想像する。自身も長男に「宇宙(コスモ)」と名付けたからだ。 「将来、変わった名前の方が