5個の正規乱数データ(真の分散値100)を2万回発生させ1回ずつ不偏分散とサンプル 分散を求めました。 左図は、n回目ならそれまで求めたn個の不偏/サンプル分散の平均値を縦軸に、分散個数 nを横軸に示したものです。 不偏分散は真の分散に急速に近づきますが、サンプル分散は離れたままです。 「何故不偏分散は真の分散に近いのか?不偏分散が良好な真の分散の推定と言えるのは正規分 布データだけではないか?ところで”不偏”ってどういう意味だ?」などいろんな疑問が出てく るかもしれませんね。 第1の疑問については、記述が長くなりますから、ここでは省略して、成書(田中善喜「パソ コンでわかる統計的手法」共立出版 に一応の数学的証明が載っています)をご覧いただくこと にしたいと思います。 第2の疑問は、上記の数学的証明で回答とするのでは、実感としてよくわかりませんから、上 図を描いたExcel VB