将来を有望視されていながらも、その期待にこたえられなかったASP。ただ、それは「束の間」だったのかもしれない。その成長の礎を担う環境が整った昨今、ASPは新たに生まれ変わって登場した――。 SaaS(Software as a Service)とは、データセンター内のサーバーにベンダーがホスティングしたアプリケーションソフトを、契約者がインターネット経由で利用するモデルのこと。「サービスとしてのソフトウェア」と訳され、昨今、ASPに替わる、オンデマンド型のアプリケーション利用形態として注目されている。 ASP復活とSaaS台頭の舞台裏 米調査会社のガートナーによると、新規ソフトウェアの売り上げ全体に占めるSaaSの比率は2005年、5%だった。それが2011年には25%に達するという予測を先日発表した。従来、利用分野はCRMを中心としていたが、今後はそれ以外でも積極的に導入されると見ている
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