コンピュータと、それを取り巻くIT(情報技術)は、その誕生以来、発展と進化を続けている。もちろんそれは偶然起こったのではなく、これまでも本記事で紹介しているように、どこかで必ずキーマンが何らかの技術を注入することで成長を遂げている。そんなコンピュータの進化の中でも、大変な影響力を与えたのが、情報理論の父、クロード・シャノン氏(以下敬称略)である。 アメリカ・ミシガン州で誕生したシャノンは、ミシガン大学で電気工学と数学を専攻。ここでこの時、ジョージ・ブールの数学論理学を学ぶ。大学卒業後はマサチューセッツ工科大学(MIT)大学院に進学した。1937年に彼が書きあげた修士論文「リレーとスイッチ回路の記号論的解析」がコンピュータの根本を変えたと行っても過言ではない。 1916年 アメリカ・ミシガン州にて誕生 1932年 ミシガン大学に入学。卒業後、MIT大学院へ 1937年 修士論文「リレーとスイ