天皇陛下の思召により、宮内庁が持っている鴨場の一つ、埼玉県の埼玉鴨場にお伺いしました。 数ある宮中行事のなかで、私が最も楽しみにしているのが、この1月の鴨猟です。この鴨猟というのは、あまり世に知られていませんが、非常に興味深い伝統行事です。国会議員がお招きいただく宮内庁行事の中で、もっともエキサイティングなものといえます。 毎年十一月から二月の猟期に、宮内庁は、内閣、衆議院議員、参議院議員、最高裁判所、それに各国外交団を六回に分け都合十回ほどの鴨猟を催します。 鴨場に朝十時集合です。 鴨場につきますと、まず、サイズの合う長靴を選び、薄いレインコートのようなコートと帽子と軍手をお借りします。 しばし、オレンジジュースを飲んで(飲める人はシェリーなどのお酒)、輪投げなどをしながら全員集合するのをお庭で待ちます。何で輪投げなのかはわかりません。寒いので炭火がたかれています。 全員そろうと、部屋