「生物個体の内分泌系に変化を起こさせ、その個体又はその子孫に健康障害を誘発する外因性物質」と定義されています(EU/OECD/WHO/Weybridge Workshop、1996年11月の見解による)。 内分泌かく乱物質問題については、国際的にも科学的不確実性が多く指摘されているのが現状であり、人の健康や生態系への影響を正確に把握するためにも、科学的な検討評価を積み重ねる必要があります。 また、内分泌かく乱作用によってもたらされる有害影響(毒性)に対しては、適切なリスク評価に基づいた効果的な対応をとることが必要です。 経済産業省では、平成11年7月には化学品審議会内分泌かく乱作用検討分科会(現:化学物質審議会 審査部会・管理部会 内分泌かく乱作用検討小委員会、小委員長:高橋道人(昭和大学客員教授))を設置して、さまざまな科学的情報を収集するとともに、「内分泌かく乱作用を有すると疑われる」