これね、言っちゃダメな事なんだよ。 社会学者やジェンダー学者も一応はリベラル知識人の枠の中に入ると思うけど、結婚支援だけは政策決定の檜舞台では言っちゃいけないことになってる。 同僚からは湧いて出たムカデやマムシのごとく叩き潰される。 その業界では、応援してどんどん増やすべき結婚は、同性婚と重度障害者同士の結婚だけ。 それだけは望ましい、増えれば増えるほど社会が素晴らしいリベラルな価値観を共有できた証拠になる存在だから。 それ以外の結婚は抑圧と家父長制の象徴。 真逆で、決して増やすべきでない結婚ということになる。 誤って同性婚と重度障害者同士の結婚以外の結婚を増やしたいみたいな感じのことを少しでも言った日には、味方から「詭弁屋」「政府の犬」「ジェンダー差別主義者」みたいなレッテルを貼られる。 格差社会学の知識があって、異性に選ばれる恵まれた男女しか子育て支援を受けられないので、そういう支援制