生物系の者です。完全に2つの違いを分けないんじゃないかなぁって思っていますが・・・。 私の認識を申し上げます。単純にWikipediaで「標本」を検索してみてください。そこに「繰り返し観察し、データが取得できるように保存処置を講じたもの」が「標本」であるとあります。 つまり、「試料」を加工して「標本」という状態にする。これが元ではなかったかと。 しかし、一応現場での感じを書き込ませてもらいますと、 私の現場ではほとんど「標本」という言い方はしません。「試料=サンプル」といいます。細胞、組織のどちらにおいてもです。 実験の関係上、医学部の方々と話すことが多いのですが、医学系、特に病理学系の方々はよく「標本」と「試料=サンプル」をごちゃごちゃに使われます。 病理の方々は「試料=サンプル」がヒトであるため、貴重なものなので何回も繰り返し観察できるように「標本」をつくることが多いのだと思います。