今季のJ1で、史上10クラブ目のリーグ優勝を果たした川崎が、想像以上の優勝効果を実感している。記念グッズの爆発的な売り上げに加え、手に入る優勝賞金などは総額22億円だ。 大宮を5―0で下し、J1初優勝を決めた2日の等々力競技場。鬼木達監督や主将のFW小林悠らが、優勝シャーレ(銀皿)の代わりに高々と掲げたのが、底にシャーレの模様がデザインされた、ひのき製の「フロ(風呂)おけ」。本物のシャーレは、鹿島が試合をしていた静岡県磐田市に運ばれていた。 チーム名のフロンターレと「風呂」をひっかけ、地元の銭湯44軒でつくる浴場組合と協力して、地域密着型のイベントを実施してきた。「サポーターの人たちにもシャーレを掲げる喜びを味わってもらいたかった。おけなら、お風呂の中で毎日掲げてもらえると考えた」と担当者。記念グッズとして1個4536円(税込み)で売り出したところ、風呂おけを持って喜ぶ選手らの姿が話題を呼