DeNAがDNA事業に参入――。ゲーム大手のディー・エヌ・エーは9日、遺伝子検査サービスを8月中旬から始めると発表した。主力のゲーム事業が伸び悩む中、新たな事業として安定した収益を目指す。ただ、同じようなサービスは多く、競争は厳しい。 社名がDNAと似ていることについて、創業者の南場智子取締役は「まったくの偶然」。ただ、新事業をやることを予見していたわけではないが、社名の由来は「新しい流通の革命を起こす遺伝子を広げようと、遺伝子のDNAに、eコマースのeを入れた」(南場取締役)。 サービスはネットから申し込み、自宅に送付される専用キットに唾液(だえき)を入れて返送する。約2週間後に分析結果を提供する。検査対象は、がんや糖尿病、高血圧などの生活習慣病、肥満やアルコール耐性といった体質など最大283項目で、税別9800円から。