「ガリ勉は格好悪い」と斜に構えていた私に 周りの目を気にすることなく一生懸命に 勉強することの尊さを教えてくれました。 慶應大学大学院経営管理研究学科(慶應ビジネススクール)准教授 小幡 績さん ■「優等生」から高校入学後、いきなり成績最下位に ・・どのような少年時代を過ごされたのですか。 小幡 幼稚園に入る前から、童話を読むのが好きな子どもでした。当時はまだ珍しかった「お受験」も経験し、幼稚園の頃から池袋の塾に通いました。もっとも、当然のことながら、私自身には受験の意識はなく、帰りに西武百貨店で「お子様ランチ」を食べられることが楽しみで通っていたようなものです(笑)。 千葉大附属小学校に入学後、すぐに学力テストが行われ、トップの成績を収めることができました。この小学校は、生徒も保護者も「勉強が大切」という意識が高く、おのずとクラスの中心的な存在になっていきまし