私たちは今、飲みたいときにいつでも気軽に紅茶を飲むことができます。それはティーポットで丁寧に入れた紅茶であったり、コンビニやスーパーで買ったペットボトルに入った出来合いのものであったり、様々です。 紅茶は長い歴史の中で人々のライフスタイルに合わせ、飲み方や楽しみ方を変化させてきました。今回は、紅茶にまつわる様々な歴史的エピソードを知り、紅茶をもっと身近に感じていきましょう。 幻の紅茶「正山小種」 正山小種(せいざんしょうしゅ)は、世界で初めて作られた紅茶で、「紅茶の元祖」と呼ばれています。中国福建省武夷山市星村鎮桐木村で誕生した紅茶です。 桐木村の村史によれば、正山小種を作ったのは、江一族と言われています。江一族は16世紀の始めに漢民族との戦いに敗れ、人里離れた武夷山脈の山岳地に、梁氏、菜氏と共に住み着きました。 当時、武夷山脈の山岳地には、山茶(山間部に自生する茶の樹)以外には、山菜、松
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