バックアップ運用管理 システムを障害から守り業務を継続する主な手法には、HA(高可用性)クラスタによる冗長化や、サーバー機器を構成する部品の冗長化などがあります。この上で、ハードウエアの障害対策に加えて、OSの設定ファイやユーザー・データなどのデータを複製しておく必要があります。 データの複製を作っておくことにより、本番環境のデータが失われた場合でも、作成しておいた複製からデータを復旧させることができます。システムの可用性を高めるためには、サービスの継続以外に、データのバックアップ体制を整えておくことが必須です。 今回は、Linuxサーバー・システムで利用可能な、オープンソースのデータ・バックアップ・ソフトを取り上げ、その基本的な利用方法、運用の基礎を解説します。また、オープンソースのバックアップ・ソフトを用いて旧資産を有効利用する方法についても、合わせて紹介します。 バックアップ・システ