町田: インターネットは1990年代からものすごい勢いで普及し、いまや生活になくてはならないもの、人間の五感で言えば目であり耳である存在にです。 そのインターネットで情報を得ようとするとき、いまのところ玄関口としてなくてはならない検索という機能に、大きな変化が起ころうとしています。世界中で、検索機能が一つの会社の独占状態にになる動きが出ているのです。 EUはこの問題について本格調査を決め、時を同じくして日本でも自民党がヒアリングを開いたなか、公正取引委員会は「直ちに独占禁止法上問題とはならない」としてヤフーとグーグルの提携を承認しました。日本でインターネットの検索エンジンの独占が一気に強まろうとしています。 お集まりいただいたパネラーの方々は、政治、法律、ビジネス、アカデミック、それぞれの世界の第一線で活躍されている方々です。ご紹介を兼ねて、今回の公正取引委員会の決定について、お一人ずつお