本作はスクウェア(当時)から発売されたRPG、『FF』シリーズの第6作。スーパーファミコン用としては最後の『FF』タイトルとなり、ドット絵表現の最終到達地点などと称されることもある。もはや芸術作品の域と言っていい2Dグラフィックには、いまだに多くのファンがいる。2020年2月にNHK BSプレミアムで放送された“全ファイナルファンタジー大投票”では第3位を獲得した。 いままでのどの作品よりも明確に機械とファンタジーが入り交じる世界設定になっており、『FFVII』以降のシリーズに大きな影響を与えた作品と言っても過言ではないだろう。主要キャラクターはティナ、ロック、エドガーなど、隠し要素も含めて総勢14キャラクター。これはシリーズでも歴代最多だが、特定の主人公を擁さない群像劇になっているのも『FFVI』の大きな特徴。パーティメンバーをプレイヤーが任意に入れ替えることが可能で、その人数の多さを活