外国人向けに観光情報の発信を強化するため、兵庫県朝来市は英語とフランス語のウェブサイトを開設し、公開を始めた。国史跡・竹田城跡の人気に伴って増加する検索ニーズに的確に応えようと、フランス出身で、市の国際交流員、ヴァンデンドリッシュー・ポリーヌさん(26)がデザインと制作のすべてを手掛けた。 ポリーヌさんはまず、来日前に自身が検索に苦労したという同市内の宿泊施設の一覧と、同市への交通手段を整理して掲載した。トップページの上部中央には、雲海に包まれた竹田城跡やライトアップされた大町藤公園のフジ棚、茶すり山古墳などの写真が秒刻みで変わるギャラリーを配置し、各地域の歴史や地図も紹介している。 ネット上の百科事典「ウィキペディア」で「ASAGO」「TAKEDA CASTLE(竹田城)」と検索する人に訪問してもらえるよう、リンクを付ける工夫もした。ポリーヌさんは「朝来は美しいまち。多くの人に知ってもら