熊本地震から6日で3週間が過ぎ、熊本県内では1万5000人以上が避難を続けるが、復興に向けた動きも出てきており、大型連休に入って県内外から多くのボランティアが被災地へ駆けつけている。ただ、一部の自治体に支援者が集中するなどアンバランスも生じている。 熊本県内では15市町村の災害ボランティアセンターのうち、13市町村が対象を県内や地元自治体在住者に限定している。全半壊し立ち入り危険な建物が多くて作業場所が限られるための措置だが、被害の大きかった益城町や、県外からも受け付ける熊本市で希望者の余剰が発生している一方で、なかなか人手が集まらない自治体もある。 大型連休中の2日午前5時半。熊本市中央区の花畑広場の市災害ボランティアセンター前に、県内外から来た作業着姿の人たちが列を成した。午前8時半に受け付けが始まったが、その時点で約850人が並んだ。さらに人が増え「受け付けを打ち切る可能性があります