今年のノーベル物理学賞に決まった英オックスフォード大のロジャー・ペンローズ名誉教授(89)と同じ分野の研究を続け、日本に招待するなど交流を続けてきた京都大名誉教授の佐藤文隆さん(82)は6日夜、取材に応じ「(ペンローズ氏には)憧れていた部分がある。『おめでとう』という言葉をかけたい」と快挙を喜んだ。 ペンローズ氏は1965年、アインシュタインの一般相対性理論に基づき、ブラックホールの存在を説明できると示したことが評価された。佐藤さんは「アインシュタイン以降、発展がなかったが、事象を図式的に示し、新しい路線を切り開いた。数学の天才なので、(数学界の最高の賞とされる)フィールズ賞を受賞するだろうと思っていた」と評す。
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