新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言(19都道府県)と、まん延防止等重点措置(8県)について、政府は30日をもって全面解除する方針を固めた。ワクチン接種が加速し、新規感染者の減少傾向が続いていることを踏まえた。しかし、宣言解除に伴う人流(人の流れ)の拡大とともに、接種を終えた人が感染する「ブレークスルー感染」の増加も懸念され、専門家からはリバウンド(感染再拡大)による「第6波」を警戒する声も出ている。 新型コロナウイルスの感染拡大の「第5波」で発令された7~9月の緊急事態宣言の間、大きく進展したのがワクチン接種だ。