23日、日産自動車が電気自動車(EV)「リーフ」の従来価格での受注を停止した。「世界的な原材料費や物流費の高騰」が理由だ。値上げ幅は今後明らかにする。モデル改良にあわせて最大19万円値下げした4月から半年たらずでの軌道修正に切迫感がにじむ。8月にはマツダが主力小型車など2車種の価格を約3%上げると発表した。大半の仕様で内外装やエンジンなどの大幅な機能改良はなく、国内市場では異例の値上げとなる。
![インフレが問う(4)2%達成でも緩和頼みなお 「例外日本」脱デフレ遠く - 日本経済新聞](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/b88ccc451fe35454f9c771761944a01761d7c2be/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Farticle-image-ix.nikkei.com%2Fhttps%253A%252F%252Fimgix-proxy.n8s.jp%252FDSKKZO6459578024092022MM8000-2.jpg%3Fixlib%3Djs-3.8.0%26auto%3Dformat%252Ccompress%26fit%3Dcrop%26bg%3DFFFFFF%26w%3D1200%26h%3D630%26s%3Ddadbc13ff46310cc1d6b094417fb510b)
(水声社・3520円) ウクライナ侵攻 露の国民感情赤裸々に ロシアのウクライナ侵攻開始以来七カ月。その影響は我々の生活にも深く影を落としつつある。にもかかわらずロシアの大統領はもとよりロシアの国民の心情というか、ロシアの人々がなにを考えているのか、よく分からないところがある。 この本は、ロシアの演劇界を通してそういう報道だけでは分からない国民感情が今どうなっているかを描いたタイムリーな本である。私はこの本を読んではじめてロシアの人々の行動の背景が分かる気がした。 ことは先ごろ亡くなったゴルバチョフのいわゆるペレストロイカに始まる。それから今日まで三十七年。その間にロシアは大きく変わった。その変化を直接政治や社会状況を描くのではなく、芝居の世界を通して見ることによって、より鮮明に深く描いている。
(亜紀書房・1760円) 校正者の「野の言葉」と「暗がり残し」 文を書くことを学生さんたちに教えるときには、まず野球の話をする。日本でいちばん、自分の投球フォームについての助言や指導を真剣に求めているのは誰でしょうか。それはたぶんプロ野球の投手ですよね、という話だ。草野球の投手ならば、自分はすごい、最高だと思いながらやっていけるかもしれないし、その幸福を存分に味わうべきでもある。でもプロはそうではない。欠点を人に指摘してもらい直されることを、積極的に求めるのだ。 たいていの人は自分の書いた文章を人に直されるのを嫌う。書いたものは自分の分身のように自分らしいものだと感じ、表現や表記に疑問を示されると、自分のセンスが否定されたように感じるのだと思う。しかし文章を書いてメシを食っている人は自分の文章を何度でも直すのが普通だし、他者に疑問点を指摘してほしいと考える。校正者の目を通らない文章が人目に
(文学通信・2970円) 大衆文学で生計 純文学へのこだわり 文学研究の学術書にもかかわらず、めっぽう面白い。まるで生きものの観察記録のよう、なんて言っては失礼だろうか。ひとりの作家について、研究者たちがいろいろな視点で書いた論文と資料である。作家と文学界や出版界、そして彼が生きた時代が見えてくる。 作家の名前は榛葉英治(しんばえいじ)。1912年に生まれて、99年に亡くなった。48年に「渦」でデビュー。58年に『赤い雪』で直木賞を受賞。多くの小説やエッセイを書いた。 前半は視点ごとの論考で、榛葉が晩年まで書いていた日記を基礎資料に、同時代のさまざまな評論などを参照しつつ作家の実態に迫る。後半は日記そのものを、金銭収支や人脈、飲酒などテーマごとに分類して掲載している。
(NHK出版・2750円) 生物の絶滅進行 世界中で今何が 週1回、虫好きが集まって、なんとなく話をする。そこの話題の半分以上は、虫がいなくなった、という嘆きである。この本が出たので、日本だけではないらしいよと、とりあえずそこで皆さんに紹介した。 虫なんか、いないほうがいい。そう思う人も多いと思う。実際にハエはあまり見なくなった。若者はハエ捕り紙がブラ下がっている風景なんて、見た覚えもないであろう。高速道路を走った後の車のウインドウ・スクリーンが潰れた虫で汚れて、それを掃除をすることも減ったはずである。新幹線の最前方の窓は見たことがないが、同じであろう。 著者はイギリスの昆虫学者だが、世界中の状況について、調べた結果をじつに丁寧に報告する。アメリカにはオオカバマダラという鳥のように渡りをするチョウがいて、冬は南部の温かい地域で集団になって越冬するので、有名である。大きなチョウなので、数えや
7月に増上寺で営まれた安倍晋三元首相の葬儀では、沿道に大勢の人たちが集まった=東京都港区で7月12日、手塚耕一郎撮影 日本武道館(東京都千代田区)で27日、安倍晋三元首相の国葬が執り行われる。「わずかな失敗も許されない」。国葬反対の声が強まりつつある中、警備や要人警護を担う警察当局は、いくつもの懸念材料に対処しながら、かつてない緊張感を持って国葬に臨む。 「国葬の警備は警察の存在意義そのものが問われる。全職員が肝に銘じ、全身全霊で取り組んでもらいたい」 8月下旬、警視庁幹部らが出席した国葬をめぐる会議で、大石吉彦警視総監がこう語りかけた。
ロシアのプーチン大統領がウクライナ侵攻を巡り部分的動員令を出したことを受け、予備役の招集が21日に始まった。ロイター通信などが伝えた。首都モスクワでは動員に抗議するデモ参加者が拘束され、入隊のための事務所に強制連行されるケースもあったと報じられており、現地では「パニック」(英字紙モスクワ・タイムズ)が広がっている模様だ。 ショイグ国防相は21日、招集は30万人規模で「戦闘経験を持つ者が対象」と説明したが、その一方、潜在的に動員できる国民は「2500万人いる」とも述べた。人口約1億4500万人のロシアでは6人に1人の計算になり、こうした発言が不安を広げているとみられる。動員を回避するため、インターネット上では「腕を折る方法」といった言葉の検索も急増。自らけがをしてまで軍務を逃れることを検討する若者もいるとみられる。
日本に永住帰国した中国残留邦人の孫にあたる3世を対象に毎日新聞がアンケートを実施したところ、半数以上が「中国にルーツがあることを、話せなかったり隠したりした経験がある」と回答した。1世から直接、当時の体験を聞いたことがない割合は4割を超える一方、このうち「知りたい」と答えた人は8割に上った。3世が1、2世と比べて幼少期から日本社会に溶け込む半面、ルーツとの向き合い方に葛藤を抱えている現状が浮かんだ。 中国残留邦人とは、戦前・戦中に旧満州(現中国東北部)へ「満蒙開拓団」と呼ばれる農業移民などとして渡り、終戦の混乱で現地に取り残された日本人のこと。中でも、肉親と離別した子どもは残留孤児と呼ばれる。29日に丸50年を迎える1972年の日中国交正常化を機に両政府が調査を始め、これまでに身元が判明した約6700人が永住帰国した。来日した家族や帰国後に日本で生まれた子、孫を含めると、10万~15万人に
日本ともゆかりの深い中国東北部の港町・大連に日本語を専門に教える学校「大連日語専科学校」(現在の大連外国語大学)が設立されたのは1964年のことだ。今年は日中国交正常化50周年の節目だが、正常化の8年以上前に日本との貿易拡大などを念頭に置いた周恩来首相(当時)が開設を指示した。日本語学習強化は、当時の中国政府の実利実益に基づく計算による判断だった。 それから半世紀以上が過ぎた中国でここ数年、全く別の実利と計算に基づき、猛烈な日本語学習熱が高まっている。日本語が「英語に次ぐメジャー言語扱いになりつつある」との見方も出るほどだ。日中関係そして日本語を取り巻く状況がどう変わったのか。二つの時代の「日本語学習者」に話を聞いた。 急増する日本語での受験者 まずは現在の中国の日本語旋風について紹介したい。実は日本語に猛烈な追い風が吹いているのは、大学入試の現場だ。日本語は、70年代から中国の「高考」と
東海地方の元信者の男性が「教団からもらった」という石。袋には1991年8月の日付と、韓鶴子総裁のものとみられるサインが入っている=名古屋市内で2022年9月6日午後7時18分、田中理知撮影 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に青春を奪われた――。こう訴えて裁判を起こした人たちがいる。東海地方に住む元信者の男性(69)もその一人。20年近くを教団内で過ごし、「経済活動」という名の資金集めに奔走させられた。「『理想の国』を作ると聞いていたのに、夢物語だった。だまされて人生の貴重な時間を失った」と憤る。 20歳で仕事を辞めて入信 教団を知ったのは1972年、男性が19歳のときだった。「もうすぐ理想の国ができる」。休日にアウシュビッツ強制収容所のドキュメンタリー映画を見た後、路上で年上の女性に声を掛けられた。 「人生の目的」を巡って長時間議論し、連絡先を交換。「もっと勉強してみたら」と説得され教会
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