面接解禁日である8月1日から1カ月以上経ち、大学4年生の就職活動もようやく終盤を迎えています。売り手市場と言われる状況のなか、複数の内定を獲得する人も増えている一方で、制度の変更に振り回される“被害者”が学生・企業とも続出しています。果たして、幸せな新卒採用は実現するのか。『内定童貞』の著者であるウェブ編集者の中川淳一郎さんと、『面接で泣いていた落ちこぼれ就活生が半年でテレビの女子アナに内定した理由』の著者である就活アドバイザーの霜田明寛さんに語ってもらいました。 9月に入り、内定を獲得した学生もかなり増えているようです。「採用後ろ倒し」の影響はどう見ていますか? 霜田:僕が指導している学生は、みんな「就活が長くて疲れた」と言っていますね。面接の解禁が4カ月後ろ倒しになっても、早めに動く学生は、結局例年通り3年生の9月ごろから準備を始めるので、下手すると1年ですよね。 中川:ムダに長くした