2012年11月27日02:35 カテゴリ日記 世紀の空売り　THE BIG SHORT 世紀の空売り まぁ今更こんなの書いてもしょうもないとは思うんですが…面白かったので。 著者は「ライアーズ・ポーカー」や「マネーボール」で知られるマイケル・ルイス。ライアーズ・ポーカーは古いこともあってかなかなか読み進められなかったが、これはとても面白く割と一気に読むことが出来た。初版は2010年9月であり、やや古い。 内容は、2008年に起こったリーマンショックの主因であるサブプライム・モーゲージ債を巡る問題について、ショート（空売り）側、すなわちサブプライム・モーゲージ債がバブルであることを看破し、崩壊する方に賭けた人々の視点から描いたというもの。 登場するのは主に3つの投資グループ。弁護士からアナリストへ転じ、自らヘッジファンドを設立した変わり者の男。妻から「人の機嫌を機嫌を損ねる才能に恵まれてい