説得の心理技術にはいつでも必要とされる「説得」について、時間をかけずに実行できる説得の手段を丁寧に解説した実践書である。 ビジネスをしていく上で、あるいは生活する上でも、人と人の関係で「説得」するという要素が必ず出てくるだろう。ビジネスでは営業マン、広告部門に所属する人、メディアに関わる人等、家庭でも自分のパートナー、子供に対して、何らかの形で説得するという行為が含まれる。 本書「説得の心理技術」には、生きる上で必要とされる「説得」に関し、説得のエキスパートとして全米で活躍するデイブ・ラクハニが、どのようにして、「時間をかけずに人を説得するか」というテーマで、そのやり方の解説がたくさんある。今まであった説得術の書物とは一風変わった内容となっている。極めて実践的な内容である。 例えば、本書の221ページに 「プレゼンの達人が教えるラポールを築く自己紹介」というトピックがある。 ラポールとは、