今回と次回(予定)はこのブログの初期に取り上げた『曽呂里物語(曽呂利物語)』の二編を読み直したいと思います。 初期の頃は今に比べるとかなり雑に読んでしまったので、心残りだったんですヾ(๑╹◡╹)ノ" まず、今回は巻四の一「声良き者を龍宮より欲しがる事」です。 『曽呂里物語』は、ここに載せれる画像が無かったので、オリジナルをご覧になりたい方は、下のリンク先でご確認くださいね。www.wul.waseda.ac.jp 『曽呂里物語』は怪談集で、寛文三(一六六三)年に出版されました。曽呂里(曽呂利)って人が語った話を集めた作品です。 曽呂里は、豊臣秀吉に御伽衆《おとぎしゅう》として仕えた、曽呂利新左衛門《そろりしんざえもん》のことです。要するに秀吉に面白い話を聞かせた人です。 もちろん、『曽呂里物語』は本当に曽呂里がした話を集めたわけではなく、あくまでもそういう設定で書かれた作品なのであしからず